2005/03/11

コロンブス

立場が変われば視点も変わる。今日の社内研修で印象に残ったことだった。

いきなしなにゆーとんのじゃいワレーコラーあたりまえやんけーとの声が聞こえてきますが、コロンブスはナニを成し遂げた人物かクイズ100人に聞いてみたいっす。

「探検家」

90人くらいがこう答え、ぶっちぎりで1位パネルをゲットできそう。

「タマゴたてたひと」

などと7人くらいが答えて2位のパネルゲットできるかも。

「侵略者」

だと正解パネルあるのかな。。。

1492年に彼が「発見」したアメリカ大陸。祖国イタリアでは大フィーバー。「でかしたコロンブスよくぞインドを見つけたぞ」と(コロンブスは死ぬまでインドに辿り着いたと信じていたという)。勘違いはともかく新大陸を「発見」した功績は大きく、帰国した際には盛大な盛典が催され、その名は現在にも語り継がれ、現代のアメリカではいたるところにコロンブスストリートがあったり、コロンブスデイはお休みだったりする。

ところがコロンブスがアメリカ大陸を発見した時、その地には先住者がおり。

はい、彼の視点からは「新大陸の発見」だったのだけども、先住民にとってコロンブスの行為はInvasion。昔読んだ椎名誠のエッセイで「カニの視点」ってあったなー。人間にとってカニ鍋はほかほかのご馳走だけど、カニにとっては地獄の茹で釜。

カニ食ったわけだ、コロンブス。



コロンブスについて(出展Wikipedia)