2005/11/28

20Q

そおゆうことだったのか。


この夏、Star Wars Crazeの真っ只中に見つけたBurger KingのSith Senceというサイト。モノでもヒトでもなんでも、自分の頭の中に思い浮かべたことをダースベイダーがダークサイドフォースを使って(?)ピタリとあるというものだった。

や り方はベイダーの問いかける「what are you thinking of?」から始まる20の質問に、選択肢から当てはまるものを選んでいって最終的にこちらの答えを言い当てるという仕組みだ。アメリカの子供たちがよくや る20questionsという遊びをキャラ立てて作ったものがこれで、ナカナカ精度が高く面白がって遊んでいたのだが、この度バンダイがライセンスを受け日本で製品化したそうだ。(ベイダーキャラは変更)。

製品化の前にデータ収集目的のサイトをこそっと(販促費をかけずに)公開。面白がって遊んだユーザーがブログで次々に広めていき、もとあるデータベースに参加ユーザーのフィードバックを次々に加えていくことによって、どんどんデータ精度が向上されていく。


ユーザーは好奇心からテストを受ける

結果に面白がり、他人に広める

より多くのユーザーがテストを受ける

テスト結果の精度があがり、さらに話題を呼ぶ

ますます精度向上


こ のアップワードスパイラルが見事はまって、あとは結果をまとめて商品化するだけだったということだ。ユーザーの好奇心をくすぐるデータ収集の方法が秀逸 だったからこそうまくいったわけだけども、この手法は優れたAPIを開発→無償でユーザーへ提供し、収集されたデータから更なるアプリケーションを開発→ 有償で販売するというGoogleのやりかたそのものだ。

このバンダイの成功例は商品のNatureによるところもあるけど、しかしその手法は他メーカーにとって考えさせることだと思う。

というかそうであって欲しいと思う。