2005/05/18

5月17日2


繰り返し言うけど、今日は20代最後のトウェンティフォーだった。

朝起きて、いつものようにぼやぼやシャワーを浴び、支度をして東京方面行き山の手線に乗った。浜松町の駅で降り、改札の手前でふと思い立った。


「あ。髪切りに行こう」


・・・平日の出社途中の社会人としてフザケンナーな発想だが、誰にも迷惑はかけないし今日は許してくだされと心の中で詫びつつ会社に連絡。半休取得決定後、反対側のホームから新宿方面行きに飛び乗った。

表参道にある、行きつけの美容院へと向かうのだ。

開店まで時間があったので、青山のおされカフェで優雅なブランチ。アイスカプチーノに口をつけた瞬間、心の片隅で0.00002グラムほど感じていた罪悪感は遥か忘却の彼方へ。バイバーイ(・∀・)
この午前をおもいっきり満喫するのだと、固く心に誓う。


なんだか随分久しぶりの感覚だった。フリーター時代にこうゆう風に、日々動く「社会」を外から眺めてたなあとちょっと思い出した。


い つも行きつけの美容院ではスタイリストのKさんのほかに、おれのシャンプーやマッサージをいつも担当してくれるアシスタントのOさんがいる。サロンの雰 囲気も気に入ってるが、Kさんの腕の良さと、Oさんの心の底からの明るさが好きで、もうずっとここに通っている。2人がかりのトークで笑わせてくれるサロ ンなんて初めてだ。

そんな二人が、今月いっぱいでサロンを辞めることになったという。Kさんは独立し、Oさんはマルタ島へ留学するためだ。そのため今朝予約を入れたときにKさんは他のサロンにいたのだが、オレの予約を聞いて、わざわざ駆けつけてくれカットしてくれた。

Oさんはおれにシャンプーしながら、ブローしながら、いつもよりずっと長めににマッサージしながら、心から楽しそうに留学計画のことを語っていた。未来に思いっきり胸ときめかせながら語るヒトの話を聞くのは、本当に気持ちいいなあ。

別れ際に、おこがましいのだがそれぞれに激励の言葉を贈り、オレも東京でしっかりがんばりますと握手して別れた。

26歳と23歳と、それぞれまだまだ若いKさんとOさん。これから人生の勝負にでようとしている二人に、アカルイミライが訪れますように。


あ、オレにも。