Technorati
引き続き検索のお話。今度はブログ検索。
アタマの中整理するのに時間がかかり、ちょっと経ってしまったけど7月1日にデジタルガレージ(以下DG)主催「ニューテクストカンファレンス2005」に行ってきた。これは、DGの創立10周年記念であると同時に、同社のブログ検索エンジンTechnorati の正式リリース発表会でもあった。
ここでJoiこと伊藤穣一氏がブログの今について以下のように語っていた。
・テクノラティのデータによるとブログの数は、2002年には全部で2万だったが、現在は毎日約2万ブログずつ増えている。そして約5カ月ごとにブログの数は倍になっている。
・このように、最初にWebやメールが出てきた時と同じような盛り上がりを見せているブログだが、それは大企業の抱え込みによって10年ほど停滞したインターネットの発展が、ここにきて爆発している。
・ブログは日記ではなく、1対nのメールみたいなもので、コミュニティーの要素が強く、それを今はたまたまメールでやってい るだけで、今後メールがスパムで死んでいく中でブログにシフトしていくだろう。
・パソコン通信の初期のころ、メールチェックの頻度は1カ月に1度程度だったが現在、メールチェックは頻繁にせざるを得ない状況となっている。同じように、普及の初期の段階でのリアクションは低いものだが今後必要不可欠なインフラとなるだろう。
・Ethernetの登場でコンピュータ同士がつながった。その後TCP/IPの登場でネットワークがつながり、HTMLの登場でコンテンツがつながり、そしてブログはさらにその上のレイヤーで、人と人をつなげるもの。
と述べた上で、ロングテール理論を織り交ぜてブログ検索の重要性を語った。
・・・ ロングテールは思いっきり端折って説明すると、今までは20:80の理論にあるように、その店の20%の商品が売り上げの80%を占めていたが、 ウェブの登場によって残りの80%部分も売れるようになってきた、という事象を説明するときに使われます。(-_-;)アッテッカナ
アイテムの幅は少ないけど人の密集する20%を胴体部分、沢山の種類のアイテムがあるが、人はそれぞれ違うものを購入する80%をしっぽの部分に捉えます。
"アマゾン・コムの本の売上げの半分以上が、販売部数ランキングの四万位から 二百三十万位までのロングテールから上がっている"とリンクのweb kikakuさんのサイトか らもあるように、今までのマジョリティは、メインストリームのソース(テレビ、雑誌、新聞)から殆ど一方的に与えられる情報に依存していたけども、ウェブ の登場によってサーチチャンネルの数が増えるに従って、人は自分が本当に欲しい、必要な情報/商品を自主的に求めて探すようになり、80%の商品も売れる ようになった。
ウェブでの検索についても同じように考えられると思う。
沢山のヒトが少数の似通ったキーワード(旬 なニュース/トレンドなど)について検索することもあるが、対照的に、沢山のヒトがそれぞれてんでバラバラな ニッチでマニアックな趣味の検索を行うこともあり。
限られたキーワードが高い頻度で検索される前者はテレビ的な検索で(限られたチャンネルから探す)、ひ とつひとつの検索件数は相対的に低いが、キーワードの数と種類がユーザーの数に比例して無限に増える後者はウェブ的検索であるといえますね。
・・・どこが端折ってるねん(-_-;)
と もかく、人が本当に探している情報はしっぽの部分にあり、今後はますますしっぽが伸びて行くに従い、情報ソースとして今後ますますブログが重宝 されることになるが、その数も膨れ上がってきていることから、本当に必要な情報にユーザーが効果的に辿りつく為にブログ検索は必要不可欠である、というの がJoi氏の見解であった。
で、Technorati。
サイトの人気度に、更新時間を掛け合わせた検索結果を弾き出すエンジン。ブログのポスト後、Technoratiに反映されるまでの最大ラグは7分とか言ってたかな。。。
昨日のNASAの彗星ミッションのような、日本のニュースサイトにあまり取り上げられないようなニュースを探すにはほんっと重宝します。
マツイにチキュウハクにハナダケに・・・。
そんなニュースばかりを、日本中がみたがってるわけではないのですよ!!
↑誰にいうてるねん
・・・まだあんまひっかかってくんない東京コンプレックス。
がんばらないとっっ(・∀・)
PS しかし噂のJoi氏。社会人になって一番衝撃を受けた人物でした・・・アツイ、アツイよJoi!
(´∀`)すんごい人だなあぁ・・・。
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