2005/07/22

脳内チップが未来を変える! 米国サイボーグ研究最前線

日経BPに連載されている立花隆の「メディア ソシオ・ポリティクス」に衝撃的なレポートが。

↓日経BPより抜粋↓
研究者が頭部にのせたカメラからのビデオ映像を見ながら、小さなラップトップコンピュータでシグナルを送ると、ラットの動きを自由自在に操ることができる。

遠くに行かせて、戻ってこさせることもできれば、迷路のような道に入りこませ、ジグザクに走って迷路を抜けさせることもできる。

ハシゴを登らせて、普通なら登るはずもない高い所に行かせ、高所の細い通路を伝って、またハシゴで降りてこさせるなど、なるほど自由自在だ。

(中略)

要するに、ロボ・ラットは、脳を人間に乗っとられ、人間の指示通りに動くようにされてしまったラットなのだ。>>全文


すごいねこれ。ラットでもヒトでも(同一線上に並べるわけではないですけど)、その作りは果てしなく複雑で、例えば修復とか複製しようとすると大変な労力がかかる割には、物理的に支配してしまうことは実は物凄く容易いんだな・・・。

そもそもこの実験は、ヒトの脳の機能不全に起因するパーキンソン病やてんかんなどの発作を抑える研究として進められているそうだけど、アインシュタインが導 き出した公式E=mc²から原子力エネルギーを生み、そして原子力爆弾を生み出したように、他の利用法への転換企むものは必ず出てくるでしょう。

人生ってほんと、目的を見誤るととんでもないことになっちゃうな。