2006/01/20

Feds after Google data



とうとう来たか。。。

siliconvalley.comのトップを賑わせてるこの記事

ブッシュ政権がGoogleおよびその他主要サーチエンジン各社(MSN、Yahoo!)に対して、各社が保有する膨大な顧客データを提出するよう、裁判所に要請をかけたとのこと。

政府の主張は、2年前に施行されたオンラインポルノ規正法に基づき、サーチエンジン上に出回っているポルノ画像等の現状を把握する為としている。


(・∀・)bullshit


この要請に対して既に各社ともに許諾済みだが、ユーザープライバシーのプロテクションおよび企業秘密に関わることとして、Googleだけが拒絶したらしい。

今回サーチエンジン各社が提出要請を受けたデータの内容/範囲までは明らかになっていないけど、政府の本当の目的は、国民のオンライン上における行動データの把握ではないかとdigg.comでも大論争。


Googleが拒絶してくれたのは心強いけど、裏を返せば政府が目をつけるほどの精度の高い行動データベースを既に築きつつあるのか・・・と驚く。また同時に、検索エンジンから取得されるデータの信頼性の高さを証明したことにもなりますね。



補足します(1月21日)

昨夜、CNETに記事があがりました。

こちらに政府が提出を求めたデータの内容について触れられていますね。
司法当局はGoogleに対し、同社の検索エンジンからアクセス可能なインターネットアドレスのうち、100万件の無作為抽出サンプルと、1週間の間にGoogleの検索エンジンで入力されたクエリのランダムサンプル100万語を提出するよう求めている。
で、この用途については
検 索ログの記録は、ウェ ブユーザーの行動を把握し、彼らがどのくらいの頻度でポルノに遭遇しているかを推定する上で役立つとしている。また、例えば検索エンジン各社から入手した インターネットアドレスを使って、フィルタリングソフトのテストを行い、それらソフトの有効性を評価することも可能だ。
とあるけど、そこまで政府が関与(インプリ)するべきことなのか???とやはり不可解。