2005/08/09

LIVE AID

去年の11月に発売されたLIVE AID DVDボックスをやっと入手できました!

ま あ思想と目的が全然違うけど、近年の商業ロックフェスティバルとは全く一線を画していて、出演アーティスト達の表情も観客のノリも全然違うなあ。参加さ せられてます感ゼロで、みんな前のめりというか、「このイベントを盛り上げたいんだオレは/ワタシは!」的オーラに満ち満ちている(ように思える)。

ぶっちゃけお目当てはSony Ericssonが行った投票で、歴代ベストライブパフォーマンス1位にも選ばれたQueenな のだが(この投票ちょっと怪しげなのだけれども)、他のラインナップも素晴らしい・・・!若かりし頃のStingにClaptonにBonoにBeach Boys(彼らだけは既にご高齢でしたけど)に、Sir Paul McCartney!!思えばLive Aidが開催された85年ってJohnが亡くなってからまだ5年しか経ってなかったんだなあ・・・。なんかPaulのLet It Beパフォーマンスも、昨今の完全にショウと化した彼のBeatles曲の演奏と異なって回顧的というか、思いが詰まって尖っている様に聞こえる。。。


David Bowieは変わらず余裕綽綽のステージだし、対照的にまだ青臭いくらいのTom PettyにPretendersのChrissie Hynde!わっけぇぇぇー!!

Madonnaも観客を一生懸命煽るような、こんな可愛らしい時代があったんだなー。化粧濃すぎで一瞬誰だかわかんなかったけど。Madonnaを紹介するBette Midlerのイントロがまた、「あんた認めないから」的にギスギスで笑える。


そしてFreddie・・・。


これまた最近観たLive at Wembleyは、本当に素晴らしいパフォーマンスだったのだけども、Freddieの声だけが何故か臨界点に到達せず、といった感じでどうにも残念だった。Freddieが尊敬してやまないオペラ歌手Montserrat Caballeと「BARCELONA」で共演したときの、あの凄みすら感じさせる声の美しさは陰もなく。。。Rodgerのサポートなしではあの歓声はなかったことと思う。

し かしこのLIVE AIDでのパフォーマンスは120%Freddieしてくれてます!!これだよ、これが聞きたかったんだよ!!Bohemian Rhapsodyを3分の1しかやってくんないとか、選曲はもちょっと考えて欲しかったなあとか文句は垂れられますけど、パフォーマンスはもう文句ナシ! 張りと艶のある声がWembleyに響き渡り、それに呼応する万雷の歓声。圧巻。Queenの後の出演アーティストにはさぞかしプレッシャーになったこと でしょう。


飛ばし飛ばし観て、まだ10分の1ほど・・・。

例のクライマックスが楽しみ。