2005/09/23

新潟 四ツ郷屋海岸への旅

オフィスからの帰宅後、つけるテレビが


「おはようございます」


ではじまるような日が連続していた先週のある日。殴り書きのメモと格闘していた深夜の頭に、ある情景がぼんやり浮かび上がり・・・





ゲートウェイ、だな。





そう静かに深く誓った3日後、「目的地→日本海」とだけ決め関越に乗る。持ち物は充電してないケイタイと、数枚のCDと、このわけのわからない逃避行に付き合うと言ってくれた友人だけだ。

ナビの地図から、お気に召しそうな場所にめぼしをつける。といっても日本海あたりの海岸をクリックするだけ。



あとはひたすら、北へ。



こういう日の長距離ドライブにはうってつけな、曇天の朝に出発。花園手前と石打過ぎたあたりで震災復旧作業による渋滞にはまり、結局目的地の海岸へ辿り着いたのは日が沈む少し手前。


四ツ郷屋海岸と呼ばれるそこは、



そら


うみ


すな



以外は何も視界に入らないような、深夜のオフィスで漠然と思い描いたイメージどおりの雄大な海岸で・・・。くつを脱ぎ捨て、沖を往来する船に万景峰号を探したりしながら砂浜でしばし呆然とする。


あーわかってる・・・こゆうのって、くたびれた、とかフラレタ、とかスッた、とかなにかワケアリな人々がやるんでしょ・・・



いや、くたびれちゃいない。ただ








夕日が恋しかったのさ

背中で語るっつーの?( ̄д ̄)


・・・600㌔ドライブ復路に少し怯んだのかもしれません。

そんな予定は全くなかったのだけれども今晩は新潟の地に投宿することにしました。


し かし海しか見ていないにもかかわらず、この土地にはなにかヒトの心を落ち着かせて止まない空気があるようで。それは四ツ郷屋海岸の壮大さと、新 潟弁全開で質問に答えてくれようとしたガソリンスタンドの女の子に共通して見られるような、大らかさというかスローさというか。

・・・大雑把な発注をマッ ハで開発するような日々においてただ新鮮に感じたのかもしれませんが、そんな立ち去り難い魅力が あったのも確かです。


宿 のアテがあるはずもなく、こんな時こそお世話になりますGoogle Local。命絶え絶えのケイタイで「新潟、(その時点でいた住所)、民宿」と、こちらも負けじと大雑把な検索をかけ、トップにひっかかった新潟駅近くの 宿に電話。すでに7時近かったにも関わらず予約が取れる。うひゃあ便利。ITサイコー。


ひとっぷろ浴び、宿から程近くの居酒屋でカンパイ。肴は今年初秋刀魚だ。刺身と塩焼き。あとは新潟の地酒を散々。んーまい・・・。


そんなあてのない新潟ふらり旅でした。おしまい。






オチないやんかぁー

はい、ごめんなさい。ホントただの日記になっちゃいましたです・・・(↑宿にいたヤツラ。お気に入り)。