老化に活性酸素関与せず 日米チーム、従来の説否定
週末遊び狂って書けませんでしたが、先週末にみた衝撃的なニュース。
思うにビタミンとかコンタクトレンズとかマイナスイオンとかトルマリンとか視力矯正レーザー治療とかって、十分に長いスパンにわたっての効果検証ってなされてないわけだから、摂取/施行後いつなんどき隠されたサイドエフェクトが出てくるかわからない。
この活性酸素もメディアで散々老化の根源みたいに取り上げられ、それを信じた人々が発生を抑えると謳われたサプリや健康食品や化粧品に飛びつき摂取したけど、ある日突然の逆転無罪判決。
んー
こゆうときマーケティングの功罪について考えさせられる。
安齋育郎の 著書にあったけど、 コックリさんやオレオレ詐欺などに引っ掛かるヒトに代表されるように、「本当の本当」を見極めることの出来なくなった現代人は、ある意味昔のヒトよりも遥 かに騙され易いそうな。それはあまりにモノや仕組みが複雑になりすぎ、その人にとってのある一線を越えると、もう考えようとすることを止めてしまうからだ という。
確かになんで電子レンジがモノを暖められて、コピー機が画像を複写できて、携帯電話で話が出来るのかを完全に理解した上で使っている人はそんなに多くないのかもしれない。なので逆に
「こういうものだろう、みんな言ってるし」
という考え方の伝播がいとも簡単に行われてしまうんだと思う。そこにつけこんだ、いわゆる「恐怖マーケティング」が最近本当に多くなったと思う。
「~しなければあなたは~になってしまう」
↓
「だから~すれば大丈夫」
↓
「だから~すれば大丈夫」
といったようなものだ。確かにヒトの恐怖心理を揺さぶるメッセージはダイレクトに強烈に届くだろうけど、キタナイやり方だと思う。ある意味恐喝・恫喝と変わらない。フェアじゃない。
ちなみに今日の時点で「活性酸素」でググってみたが、787,000件のヒットがある。そのうちのトップ100ページを見る限りまだまだ"活性酸素による老化を防止"してくれる健康食品を売るサイトが大半を占めている。
さーどうすんだか。
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