2005/08/31

The Amplifier


最近、検索エンジンからの見慣れない流入が増えており(といっても微々たるものですけど)。


「ばいらる」あるいは「ばいらる cm」でキーワード検索し、4月11日の記事に着地しているもよう。


当時カカクコムについての記事を紹介して、深い意味もなく平仮名で「ばいらる」とタイトルづけたんだけど、最近どこかで同じキーワードが露出したんだろうな・・・。

と思ってたところにmixiの友人日記一覧より「Viral」というタイトルを発見。内容はまさに「先日テレビで見たバイラルマーケティングについて」だったので早速尋ねてみたところ、フジのEZ!TVの特集でやってたそうだ。

その番組の中で紹介されたというサイトも、ブログのほうで「一気にアクセス増えて驚いた」とのこと。今朝のポストでもちょっと触れたけど、この


マス→ブログ(伝達者)→(多数の)ブログ

あるいは

(多数の)ブログ→マス(アンプとして利用される)


と いう繋がりが、今まさに起きているメディアの地殻変動なんだと実感する。テレビで取り上げられたトピックは、最早テレビだけで終了しない。逆にひとりひ とりのブロガー達が個人として騒ぎ出し、彼らの意見がひとつに繋がったとき、マスメディアをアンプとして利用して、とてつもなく大きな声を上げる。

2 ちゃんでも似たような図式はあったかに見えるけど実は全く異なっていて、ブログはその所有者が責任をもって発言を行う傾向があるということ。匿名性に守 られ、いわば闇の中からの一方的な発言が可能な掲示板と、一定期間自身の声を掲載し続け、コミュニティの中である程度のreputationを得た自身の ブログにおいてでは、自身の発言に対しての責任感が全く違う。

爆発的に普及してきたブログが、ユーザー達の間で個人メディアとして正しく認識され使われだしてきた今、個人の言葉の力が社会の中でその影響力を取り戻しつつあるように感じる。