2005/09/01

open contents


asahi.comより↓

ヨーカ堂、30店舗閉鎖へ 総合スーパーの退潮鮮明に

特にスーパー業界の動向に注目してるわけではないけど、この部分に反応した↓

ダイエーの「53店閉鎖計画」に続く大手スーパーの大型リストラ計画は、衣食住の品物が何でもそろう総合スーパー(GMS)業態の退潮を鮮明にしている。>>全文

なんだか時間取られ気味で昨日のDGカンファレンスの感想をポスト出来ないでいるんだけど、オンライン/オフラインに関わらずに「超大型総合販売店」スタイルは通用しない時代になってきてるんだなあと、昨日Joiが指摘していた内容から熱海の衰退を思い出した。

熱海の大手旅館が食事、温泉にとどまらず、卓球、カラオケ、マッサージ、ゲーセン、ボーリング、バー、雀荘などの顧客ニーズすべてを自前の館内でまかない、顧客の抱え込みを図った結果、熱海を訪れる観光客が街に出て行かなくなり、熱海という温泉街全体の衰退を招いた。

現在でも同じ轍を踏もうとする企業は後を絶たず、分かりやすい例では自社のインフラのみでユーザーニーズのすべてを完結させようとするマイクロソフトの目論見は、最早破綻の域に達していると言えるだろう。

昨 日のJoiのスピーチでも再三指摘されていたけど、企業が特定のソフトやソリューションを単独で開発し、それを独自のプロトコルや環境のみで利用可能と するスタイルはもう時代遅れで、Linuxのオープンソース的発展が、今後のメインストリームとなるだろう。そういった意味でもJabberベースのIM との相互接続を可能としたGoogle Talkはやはり先見的で、対照的に全く互換性を許容しなかったYahoo!やMSのIMのありかたが、酷く短絡的な企業姿勢を露呈してるように思える。

Wikiに代表される、そのコミュニティに参加した者全員でコンテンツをシェア→形成→精製していくような「オープンコンテンツ」は、今後凄まじい勢いで普及していくことだろう。


・・・既にカンファレンスレポートはITmediaやCNETなどにあがってますが、きっと書きます。