2005/08/16

"リアル"女性像


Adage.comより。

今年初頭にDoveが行ったreal women have real curves キャンペーンに追随する形で、この度Nike"real women"を起用した広告キャンペーンを行っている模様。

"あらゆるシェイプとサイズの女性達"が下着姿でポーズをとるDoveのキャンペーンは、従来の広告や雑誌カバーなどで、スーパーモデル達によって描写さ れ定義付けられてきた"若い女性達の自己評価の低さや摂食障害を引き起こす原因となっている"、「美しい女性像」の固定観念を覆すムーブメントだとし て、大きな反響を呼んだという。

以来アメリカでは"社会とマーケットプレースにおいて、自己を受け入れ、快適に自分らしく生きるトレンドがある"という(っていい流れとはいえ、トレンドであるべきことではないと思うけど)。

今回のNikeの広告も6人の女性が自身のカラダの各部位について自信に溢れた「プレゼン」を行っており、日本に氾濫するお人形さん的広告アイコンを見慣れたこの目に、強烈なインパクトが残る。

ア メリカで、メディアで描写される「美の固定観念」をひっくり返していこうという動きは以前より見受けられたけど(数年前にTVで放映されたシンデレラ は、シンデレラ役にBrandy、王子役にアジア系の男優が起用された)、企業が前向きにこういった文化的+社会的思想の向上に取り組む姿勢は本当に素晴 らしいと思う。

未だにうわっつらの可愛さ/美しさ至上主義の刹那的パーティ大好き日本は、このあたりでも10年遅れだなあと思う。