2005/03/31

カート2



バンは寮に到着。9月11日の夜だったが空気が肌にひんやりと冷たい。1994年当時のアメリカにおいてその日は、1年のうちの365分の1日以外に意味を持たなかったけど、ウチの姉にとっては21回目の誕生日だった。

車から降りて真っ先に飛び込んできたのは突き刺すような針葉樹林の香りだった。間髪いれずにランドリーからの、洗剤のにおいが続く。その瞬間からその2つのにおいは「アメリカのにおい」として脳裏にすりこまれた。

強烈なダウンタウンの夜景に、独特な2つのにおい。視覚と聴覚が刺激されっぱなしだ。そうくれば次は「音」だ。

寮についてはじめて紹介されたのがRA(Residence Assistant)のChrisだった。テレビで観た事のあるアメリカの陽気なコメディアンを思いおこさせる笑い声が印象的だった。その音はカタカナでの記述が一番似合うと思う。

「ハッハッハー」

もうひとつ印象に残っているのがその時、なにか必死で質問したんだろう。ちょっと考えたあとに、Chrisが申し訳なさそうに言ったのが

「I have no idea.」

おお!

「I have~」(もってるぜ)

と言っておきながら、続く文章で

「~no idea」(アイデアは、なにも)

つまりアイデアはない、わからない、とのことか!

この語句の並べ方・・・英語だ!

このChrisとの短い短い対話で、脳が英語モードに切り替わった気がする。このファーストコンタクト(?)はその後もずーっと、今も新鮮な驚きとしてメモリーされている。

続いたりして。

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カート

20才のときかなあ。NIRVANAと、カートと出会った。その時のこと良く覚えてる。



オー クランドのカップルのウチにホームステイしてた時だ。なんて名前だっけなあ、奥さんがDesreeで、旦那が。。。忘れた。奥さんの名前が当時「you gotta be」で物凄く売れていたシンガーと同じ名前だったので、実は自分で勝手につけたニックネームじゃないかと思ってた。そうだカップルの家だったけど居候の アニキがいたなー。その人もなんだかやけにおされな名前だった。なぜかみんな勝手に、自分の好きな名前を名乗っているのだろうと確信していたものだ。。。

初めて行ったア メリカでの、初めての住まいがHolly Names Collegeという大学の寮だった。とにかくアメリカ初日は何もかもが刺激的過ぎて、ドメスティック乗換え飛行機from LA→SF機内で興奮のあまり鼻血だしたもんだ。その時、隣に座っていたスーツに身を包んだじぇんとるまんが、通り掛かったフライトアテンダントさんに当時まったく理解のできなかった英語でぺらぺ らぺらのぺらと何か一言。その後フライトアテンダントのおねーさんが大量のティッシュをわしづかみにして持ってきてくれたっけ。その二人の優しさにすごーーー く感動したなあ。

SFの空港に到着したら、学校からの出迎えのヒトがいるとのことだった。機中でさんざん繰り返し読んだ「留学読本」みたいなのに「出迎えと名乗り、そのままどこかへ連れ去る誘拐事件が多発」みたいな記事がありその攻略法に「自ら名を名乗るな」と書いてあった。

「ぜったいに名乗らないぞ」

と 誓ったその数分後に空港着。しかし時間が既に夜の9時くらいであった。その本に「夜間の到着は出来るだけ避けろ」とあり不安いっぱいだった。ロビー到着して廻 り見渡しても、知ってるカオがあるはずもなく、ヒトリ佇んでいる内に到着客は次々とロビーを去っていく。あの心細さったらなかった。

その刹那。

ふと離れたところに立っていたスパニッシュ系のおじさんと目が合う。その人ちょっと愛想よかったのかなあ、思わず

「アイムマサユーキー」

と名乗ってしまう。。。

「おーいぇすいぇすかもーん」

言 うが早いかどこかへ連れ去ろうとする。はっきりいってアタマの中はアラートがマックスレベルで鳴りまくってた。Holly Names Collegeのサインをみせてもらい、ちょっとだけ納得して車に乗り込んだ。なんかバカでかいバンだった。真っ黒の車体がまた不安を煽る。

「行き先は・・・どこなんだろう」

アラートは完全に消えていなかったが車は空港を後にし、フリーウェイにでた。

・・・なんだこれは・・・・。

片道6車線の高速に言葉を失う。対向車線とあわせると12車線だ(あたりまえだ)こんなの見たこと無い。すげー。その光景にしばし目を奪われていると、ドライバーのおじさんが

「見ろ」

と右手を指差す。

ぶっとんだ。生まれてから、あんなにストレートになにかに圧倒されたのはあの時が初めてだった。思えばその時からアメリカに夢中になったのかもしれない。

「うわあ・・・・!」

ありえない景色だった。世界中の宝石を集めて可能な限り磨き上げて、乱暴にばらまいたかのような景色だった。夜のサンフランシスコダウンタウン。

「サンフランシスコだ!」

目をまん丸にしてその景色を見つめているおれに、ドライバーのおじさんはちょっと誇らしげなような、優しーい笑顔で教えてくれた。

その時、自分がどこを目指してきたのか、どこにやってきたのか、初めてちゃんと実感した。それも間違えようの無い実感の仕方だった。あの景色を見たとき、自分はなんでもやれるんだと思った。

つづきます。←エッ

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送別するもの、されるもの



こんばんは社の先輩の送別会。先週に引き続き幹事を務める。

今までいくつの送別会に出席したんだろう。。。

その度に淋し切ない思いをしたものだけども、ここの会社から卒業していく人に対してはそのような感情を抱いたことがない。全くない。

やめるならヤメロ。

でてけでてけ。へっ。

これはこの会社においての、自身のモーチベーションの高さの裏づけ、と思っている。

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2005/03/30

そりゃそーだろ

立て続けに万博ネタ。

弁当ダメ!はダメだろーってミスターリチャードギアワナビー首相のオコトバ。



↑↑うれしそう。

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哀 地球博

あまり大きな声では言えないんですが、私も「地球博の失敗を静かに見守りたい」ひとりです。つーかなんじゃいこのイベント。あからさまに利益追求しておいて、タイトルに「愛」だの「地球」だのもってくるとこがムカツク。

「世界おもしろ珍覧会」とでも名乗っておけばかわいげがあるものを。プリウスは好きだがトヨタには不信感です。

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むうしょぼい

(カウンタックみたいなごついやつ入れると)4代目のauデザイン携帯Penckに使われているフォントを巡ってのトラブル。
デザイン携帯のターゲットなんて98%くらいイメージに惹かれて買うんでしょ?

マズクナクナクナーイ


↑↑本文とあまり関係の無いドイツ人画家A.R. Penck氏

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こゆうのってどーなの

ちょっとあけてしまいました(-_-;)

今朝のasahi.comから気になった記事。

ガンジス川礼拝者にとっては「河で沐浴すること」自体が聖なる行為であり、目的であり、水質がどうとか結果体調悪くした、とかそもそも気にしてないと思う。


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2005/03/21

ドームdeフットサル

↓↓大会を終えて。予選突破ならずややしょぼーん・・・。


今日はちゃんぽん大会リベンジマッチ@東京ドーーーーム!メンバーはギリギリ5人だ。応援もいないぜチキショウ(涙

ぼやぼやしてたら集合時刻にまだ家という失態をやらかし、大崎よりタクシーすっとばしてドームへ。高速こむこむどっとこむで、会場着が試合開始2分前であった。。。アブネー(-_-;)

さて前回のチャンピオン大会ではぎりぎり予選突破し、なんと3位に食い込んだが今回はどうか。

守 護神づかやんがいるのはこの上なく心強いが、大会のレベルを考えるとドリブルでの突破や、安定したボールキープのできるメンツがいない。他のチームと比べ てみると、またもや平均年齢最高チームと化している我々である。体力面でも不安たっぷりだ。テンションの高さとノリで挑むしかない。

1試合目。先取されたがなおっきぃにいさんの技アリシュートで追いつく。が、ミスから失点し1-2。んー動きカターイ。

2試合目。ちょっとほぐれてきたが、再び先取される。しかしそこからは焦らずボールを回し、うまく崩したところでタニのミドルがどぉーーーん。なんとか引き分けに。しかしラフな相手であった・・・イテテ。

3 試合目。なんだかテンションが異様に上がってくる。動きまくるときめ、最初から飛ばしていった。おお?偵察していたときはボール回しの達者なチームに見 えたがするするカットできる。逆襲からまずタニがどぉーーーん!今日2点目だ。さらにテンション上がり、アグレッシブに攻めまくる。ししし、相手焦ってやが る。パスミス、トラップミスを誘う。カウンターをくらったがづかやんの好セーブにより、逆カウンター状態。づかやんからのフィードはゴール左側に走りこん でい た俺にダイレクトで届く。しかし

「長すぎる」

ワントラップで中に切り替えしたかったがディフェンダーが迫って来ている。いちかばちかカラダを寝かせ、ダイレクトボレー体制に入る。

"ボンッ"

うまくかぶせることができた。右足でミートした瞬間に入ったと確信。サイドネットに突き刺さる。ピピーーーッ

「チョーキモチィ!」

コースケばりの快感だ。ラッキー。

この時点でイキオイの差で勝負アリ。1点返されたがすぐさま3点目をなおっきぃにいさんが決める。「狙ったシュート」と本人は言う。いや、高度すぎる。絶対にマグレだ。

ここまで1勝1敗1引き分けとなり、にわかに色気づくレッドパケッツのめんめん。

「次勝てば決勝いけんじゃん?」

「3点差で勝てばね」

「いけるでしょ」

なんとも調子のいいメンバー達である。だが確かに可能性は低いがまだ不可能ではない。ともかく最終試合だ。いい気持ちで終えたい。またさらにテンションがあがる。

4試合目。さっきの勝利でカラダも軽い。相手の動きも読める読める。

「これはいけるのでは・・・」

開始1分、メンバー全員の頭にそうよぎっていたことであろう。みるみる超攻撃的陣形に。フットサルなのに3トップ(涙)

「まずい・・・」

そ う思った刹那、あっさり崩され1点目をカンタンに献上。しかしまだ気持ちがうわずったままなのか、ディフェンスが機能しない(というか剛くん戻れよ う)。続いて2点目も入れられ、さすがにテンション低下。しかしすでに体力を消耗しきった両サイドがディフェンスに戻れない。なんとかドリブル突破から、 左足で1点をもぎ取るが既に勝負アリ。終わり間際にもう1点追加され、ジ・エンド。

その瞬間予選落ち決定。

「やー惜しかったな」

「体力がなぁ」

「応援のギャルがいないのがなあ」(一同大きくうなずく)

みんなお疲れでした。

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2005/03/18

春に3日ハレなし

2005/03/15

なかかん

週末にすのおぼおどに行ってきました。

前々職の面々と、毎年恒例の石打丸山ツアー。段々メンツが高齢化してきたこともあり、夜の呑みがメインにシフトしてきてますがやはり馴染みの顔ぶれと、一年に一度週末じっくり過ごせる時間はとても大切。

毎年12人から20人程度でいくのですが、毎年同じ宿に泊まります。

「ナカカン」というその宿は、我々が夜通しどれっだけ騒ぎ倒しても朝には笑顔とぴっかぴかの炊きたてコシヒカリで迎えてくれる、それは忍耐強くて親切な夫婦が営んでいるのです(いつもごめんなさい。。。)

コタツとショーチューとタタミとドーリョー。朝が来ればスノボー三昧。

なあんも文句ありまへん・・・な週末でした。


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2005/03/11

コロンブス

立場が変われば視点も変わる。今日の社内研修で印象に残ったことだった。

いきなしなにゆーとんのじゃいワレーコラーあたりまえやんけーとの声が聞こえてきますが、コロンブスはナニを成し遂げた人物かクイズ100人に聞いてみたいっす。

「探検家」

90人くらいがこう答え、ぶっちぎりで1位パネルをゲットできそう。

「タマゴたてたひと」

などと7人くらいが答えて2位のパネルゲットできるかも。

「侵略者」

だと正解パネルあるのかな。。。

1492年に彼が「発見」したアメリカ大陸。祖国イタリアでは大フィーバー。「でかしたコロンブスよくぞインドを見つけたぞ」と(コロンブスは死ぬまでインドに辿り着いたと信じていたという)。勘違いはともかく新大陸を「発見」した功績は大きく、帰国した際には盛大な盛典が催され、その名は現在にも語り継がれ、現代のアメリカではいたるところにコロンブスストリートがあったり、コロンブスデイはお休みだったりする。

ところがコロンブスがアメリカ大陸を発見した時、その地には先住者がおり。

はい、彼の視点からは「新大陸の発見」だったのだけども、先住民にとってコロンブスの行為はInvasion。昔読んだ椎名誠のエッセイで「カニの視点」ってあったなー。人間にとってカニ鍋はほかほかのご馳走だけど、カニにとっては地獄の茹で釜。

カニ食ったわけだ、コロンブス。



コロンブスについて(出展Wikipedia)

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2005/03/10

藤原真由美さん

本日からブログつけまーす。

昨年夏に開いたLiv●●●●rのアカウントは半年以上放置してましたが、bloggerで心機一転リスタートです。どうぞ宜しくお願い致します。

しかし個人単位ではブログなど今では使いこなせてアタリマエ。これからは企業がどんどんどんどん活用していくことと思います。既に多方面で展開されているようですが、今後益々その手法は広がりを見せるでしょう(←断言)。

ノリオクレテハナラナイ。。。(今更ですが)。

てことで今朝ミラノデザインの藤原真由美さんのブログセミナーに参加してきました。そして思いっきり感化されて帰ってきました。

とても興味深いそのセミナーの中で、藤原氏はブログをつける上で次の3つが大切であると説いておられになられてはりました(ふかいそんけいのねん)。

①毎日新しい情報が提供されること
②インターネットをこまめにみてまわった(オーディエンスにとって有益な)情報があること
③特定の話題にフォーカスし、情報をカンタンに検索できること

なるほど。

ブログが「オンライン日記」のように呼ばれていた時もありましたが、日記をわざわざオンラインで展開する以上、読者を意識して展開する必要があります。東京コンプレックスも、この3つのポイントに気をつけ、「また来てやってもいいぜ」と思って頂けるブログを、目指します。

仕事中なので(オイオイ)このへんで。

(全文...)